株式投資勉強記

新高値ブレイク投資術マスターを目指す

ビジネスモデル・ジェネレーション

結論から言うと、消化不良という感じです。

 

<本の紹介>

①9つの要素からなる“ビジネスモデルキャンバス”というフレームワークを使用して、
 ビジネスモデルを分析する。

②キャンバス → パターン → デザイン → 戦略 → プロセス
 の5章からなり、ビジネスモデルの構築を目指す。

③本というより、デザイン集をみているよう。
 翻訳されており、文章が難しい部分もあるが、図解が理解の助けになる。

 

 <感想>

特に“ビジネスモデルキャンバス”は、ビジネスモデルを視覚で捉えられる点が凄い!
こういう図が頭の中にあるだけで、ビジネス分析がやりやすくなると思います。
國貞さんの会計の本に通じる部分があります。

具体的なビジネスモデルの解説も面白いです。
「プラットフォーム」について、Wii vs PSP,Xbox で比較しています。
3社とも同じパターンであるにも関わらず、Wiiはゲーム機本体の販売でも収益を上げる構造であり、その違いが図解でも示されていて理解を深めます。

また、Amazonが “フルフィルメント by Amazon” と “Amazon Web Services” によって利益率を上げる解説も面白いです。2006年に、この戦略をビッグチェンジと捉えることができる投資家がいたら、儲かっているでしょうね。

(國貞さんの本では、売上が直線的に伸びているが、あえて利益を抑えて投資に回しているAmazonの長期戦略が恐ろしいと述べられています)

そういえば、HENNGEの有価証券報告書のリスクで、AWSを基盤にしている点を挙げていることを思い出しました。

 

株式投資で利益を出すという目的からすれば、少し入り込みすぎかなとも思いますが、
ビジネス分析には役立ちそうなので、引き続き、もう少し深堀してみます。